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生活習慣病としての歯周病
2016/01/08
歯垢(プラーク)はねばねばした無色のバクテリア堆積物のひとつで、
歯に絶えず形成され、歯ぐきトラブルの主な原因の一つにあげられます。
毎日歯ブラシやフロスで歯垢(プラーク)を取り除かないと、歯や歯ぐきのキワに蓄積されていきます。
これは、歯ぐきトラブルの第一段階である炎症を引き起こします。
歯ぐきの症状に気づいたら、すぐに歯医者さんに相談しましょう。
初期段階の発見であれば、根治できることもあります。
ブラッシングのほかにも下記の症状に注意しましょう。
歯周病も生活習慣病の一つで日常生活を改善することにより、
歯周病の悪化を遅らせることができます。
歯周病を悪化させる生活習慣は喫煙、ストレス、口呼吸、食生活があげられます。
喫煙
タバコは多くの有害物質が含まれています。ヤニで汚れた歯にはプラークが付着しやすく、
一酸化炭素やニコチンは、病原菌に対する抵抗力を低下させます。
ストレスの解消
日常のストレスは歯ぎしり、くいしばりをおこし歯周病を悪化させる原因の一つです。
口呼吸
口呼吸は口腔内が乾燥する為、唾液の分泌量が少ない方などは歯周病を悪化させる原因の一つです。
食生活
繊維の多い野菜などバランスの良い食事を、ゆっくり噛んで食べることが大事です。
噛み合せ
噛み合せが悪いと、歯磨きもしずらく特定の歯に力がかかる為、
歯周病になりやすい原因の一つです。
予防と治療
歯周病に由来するサイトカイン(炎症物質)は、様々な疾患と関連があります。
歯周病を治療することは全身の様々な病気の予防につながります。
歯周病は歯ブラシ、歯間ブラシ及び生活習慣の改善などのセルフケアと歯科医師、
歯科衛生士によるプロフェッショナルケアが必要です。
歯肉の腫れ、痛みなどが改善してもその後定期的なメンテナンスを行ってください。
歯周病メンテナンスは、歯磨きと生活習慣のチェック及び全身疾患の予防のために必要なことです。