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インプラントは治療が終わってからがスタートですよ
2016/05/24
インプラントは、入れたら一生持つと思われている方はいませんか?
インプラントを長持ちさせるには、お手入れ次第ですよ。
1 お手入れ不足になると…
お手入れ(メンテナンス)不足の方だとインプラント埋入から数年で不具合が出はじめ
最悪の場合インプラントを撤去しなくてはならないケースもあります。
しかし、インプラントを一生ものにするのは不可能なことではありません。
論文によると、インプラントの生存率は10年で90~95%、
中には、40年という報告もあります
2 長く持たせるには
1)毎日自分で行うセルフメンテナンス
・ 毎日のブラッシング
・ 歯間ブラシ、デンタルフロスや歯磨き粉などの便利な補助清掃グッズの使用
歯磨きにより、口の中の衛生状態を保ちます 。
歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用することで
磨き残しを防ぎ、インプラント歯周炎や歯周病、天然歯のむし歯を予防できます。
2)歯科医院で行う主なメンテナンス
◆お口の中の確認
インプラントにトラブルがないかどうか、歯全体、歯茎、粘膜などの
健康状態の確認をします。
◆レントゲン撮影
インプラントを支える顎の骨の状態を確認します。
他の歯( 天然歯 )のむし歯、歯周病の有無も確認できます。
◆噛み合わせの確認
噛み合わせが悪くなると、一定の歯に大きな負担をかけてしまいます。
定期的に噛み合わせを確認することは、インプラントの維持だけでなく、
他の歯の健康状態にとっても有効です。
◆クリーニング
インプラントやその他の歯についた汚れを落とします。
歯垢や歯石が蓄積すると、インプラント歯周炎や歯周病の原因になってしまうため
自分で落としきれていない汚れを落としてもらうことは大切です。
◆歯磨き指導
セルフクリーニングで十分に汚れを落としきれていない部分などの
ブラッシング方法を指導します。
また、食生活についてアドバイスする場合もあります。