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もらいましたか?むし歯の紙

2015/07/31



幼稚園、保育園、あるいは学校から歯科健診の結果の紙をもらわれませんでしたか。「要治療歯(むし歯)があります」と書かれていたら早めに歯科を受診しましょう。夏休みの間に治療をすませましょう。

えっ、この前歯科でOKと言われたのに!

かかりつけの歯科で問題ないと言われたのに、「むし歯あり」と書かれている、どちらが本当?と当惑されている保護者の方もおられるかもしれません。集団健診はスクリーニングといって、広く疾患をすくい上げるための方法です。むし歯の進行防止のお薬(サホライド)の処置をしている歯は“むし歯”と記録されますし、生え変わりの時期にさしかかり、治療する必要のない歯も“むし歯”と記録されます。時には歯みがきが悪く、食べ物が詰まった歯の溝が、むし歯と判定されることもあります。なので、「むし歯あり」の紙をもらったからといって、あまり深刻に考えずに、早めに受診をしましょう。

治療後はぜひ定期検診を

以前は早期発見、早期治療がよいとされた時代もありましたが、現在では、天然の歯を極力削らず、削っても最小限の範囲でおさめるようになっています。定期検診にきちんと来られる場合は初期の小さなむし歯であれば、削らずに経過を追っていくこともあります。乳歯や生えたばかりの永久歯は、歯質がやわらかく、むし歯が進行しやすいので注意が必要です。また、歯の生え変わりの時期は経過をよく見ていった方がいいので、検診の間隔を早めたりします。その方に適した間隔をお知らせしますので、ぜひ定期検診をお受けください。

 

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