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硬い食べ物が好きな人はご注意を…
2017/05/20
好きな物を食べることは、人間のもつ楽しみの一つです。
味もそうですが、「歯応えのある物」が一番の嗜好品だという方も多いようです。
しっかり焼かれた煎餅や豆菓子、フランスパンなどのような「硬い食べ物」は、
「本当に食べている」という感覚が得られるのでしょう。
けれども、硬い食べ物を噛み砕くためには、大きな力が必要です。
歯が歯周病や加齢などで弱くなっていれば、力に対する抵抗力も減少しています。
歯に悪そうだと知りつつも、ついつい好きな硬いものに手が伸びてしまうことは
よくあることです。
そんな繰り返しをしているある日、やがて限界がきて、
歯が欠けたり折れたりといった「事故」が、起こるのです。
硬いものが好みの方は、歯が割れたり、ひびが入ったりする恐れがあります。
注意して召し上がって頂きたい食べ物をご紹介いたします!
・フランスパンの外皮(耳)
・カニの爪や殻の丸かじり
・硬いせんべいや、ポップコーン
・キャンディーや氷の噛み砕き
・噛むと「カキッ」と音がするようなナッツ類
(梅干しの種、ピスタチオナッツの殻、甘栗の殻などを歯で割らないこと)
・イカ、スルメ類
・干し柿・水飴・キャラメル類などのべたつきの多い食べ物
(差し歯などが外れる原因にもなります)
・パイナップル、トウモロコシ、硬い線維性の野菜や果物
・スジのある肉、骨つき肉、頭骨類
・小魚の骨、魚の目、乾燥貝柱など
硬い食品を好んで食べるという毎日の習慣は、やがて柔らかい食品を食べる時も
大きな力をだしてしまうようになりがちなのですが、
ご本人はそのことに少しも気づいていない場合が多いようです。
歯の寿命が短くならないよう毎日のお食事を少し意識されてみてはどうですか?