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口腔がんを自分でチェックしよう
2017/11/06
口の中にもがん出来るという事を知ってますか?
口の中に出来るということで口腔がんといいます。
口腔がんの中には、「舌がん」「歯肉がん」「頬粘膜がん」「口蓋がん」「口底がん」などがあります。
口の中は、他のがんに比べると誰でも直接に見て触れる事が出来ますが、
認知度が低く発見されにくいがんでもあります。
初期の頃は、痛みなどもあまりない為、歯肉炎や歯周病と間違いやすかったりします。
その為早期発見が遅れてしまう事が多いがんでもあります。
常日頃から自分の口の中をチェックして、変化などがないか見ておきましょう。
そこで、今回は、自分で出来る早期発見の為の自己検診法を紹介します。
1. 鏡の前で口を大きく開けて上顎を見てみましょう
2. 口を少し開け、口角に指をかけて横に引くようにして、頬の内側と上下の歯肉をみましょう
3.口を閉じ、上下の唇を指で引き唇の内側と歯肉をみます
4. 舌を大きく前に出して舌を奥までみます
5. 舌の先で上の前歯の裏側をなめるようにして舌の裏側と舌の下(口腔底)をみます
6. 舌の先を小さい布で軽く握り、左右へ引っ張り舌の側面をみます
7. 親指と人差し指で、舌、唇、頬をはさむようにして触ってみます
チェックポイントとして
①なかなか治らない腫れやしこりがある。
②2週間以上治りにくい口内炎がある。
③粘膜がただれたり、赤くなったり白くなったりしていないか。
そのような状態を見つけたら要注意です。
自己判断せず専門医に相談して下さい。
定期検診の時に、口腔がんの定期検診も受ける事をお勧めします。