歯の豆知識コラム一覧へ
3つのリスクから歯を守る!
2018/11/14
歯を失う3つの原因
むし歯、歯周病、力です。
むし歯や歯周病が歯を失う主な疾患であることは皆さんご存知だと思います。
今回は3つ目の力についてのお話です!
歯を守ることに努め、定期検診を続けてくださっている患者さんの場合、
むし歯や歯周病で歯を失うリスクは確実に減らせるようになってきました。
そんな患者さんたちの場合でも「破折」で歯を失うことがありますし、
実は歯周病が原因とされてきたもののなかにも 、「力」の関与が
疑われるものがかなり多くあるのではないかと考えています!
破折の多くは、歯の劣化などの構造の弱体化も関連しているのですが、
歯を壊すほど大きな「力」が歯にかかることが主因です。
この「力」は、歯を破壊するだけでなく、歯周病の治癒を妨げたり、
他の疾患を誘発したりするのです。
「力で歯がダメになるの?」と疑問に思う方も多いかも
しれません、丈夫な歯であっても「あまりに大きな力を加える癖のある人」
の場合は負けてしまうことがあります。
それを防ぐためには歯科医院の受診をおすすめしますが、
わかりやすいポイントでセルフチェックしてみましょう!
歯ぎしりの自覚がある
起床時に 顎がだるいことがある
気がつくと食いしばっていることがある
時々、歯がしみたり痛くなることがある
左右の下顎が張っている
日中いつも上下の歯があたっている
このような自覚があれば力の強い人と考えてもよいかもしれません。
自覚が無くても無意識にされていることもあります。
定期的に歯科医院で歯科医師、歯科衛生士のチェックを
受けて歯の健康を守りましょう!