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睡眠態癖+枕
2016/02/18
寝ている時に歯が動く?
あなたは寝ている時、どのような寝方をしますか?
仰向け寝
横向き寝
うつ伏せ寝
長時間持続して弱い力がかかると歯は動きます。
その性質を利用したのが、歯列矯正治療です。
横向き寝やうつ伏せ寝で歯列を押さえた寝方をしていると、歯が動いて
歯並びが悪くなっていきます。
顎もずれて、顔も左右非対称になり、顎関節症の原因にも関わってきます。
うつ伏せ寝は歯列が押されるので絶対にやめましょう。
同じ方向の横向き寝で顔を枕や腕に押し付けない。
手を必ず添える癖もやめましょう。
仰向け寝+左右横向き寝で寝返りするのがベストです。
あなたの枕大丈夫?
あなたが今使用している枕はどのような枕でしょうか?
良い枕
頭が沈み込まない材質の低めの枕
立っている時の姿勢と寝ている時の姿勢が変わらない高さ
バスタオル2枚を折りたたんで4〜5センチの高さにしたものでも構いません。
良くない枕
ふわふわした沈みこむ枕
高さが高い枕
低反発枕
低反発枕はなぜ良くない?
沈み込んだあとは固まってしまうために寝返りが打ちにくい
固まって一定の負荷がかかるために横向き寝で歯の傾斜が起こりやすい
咬合の不調和が起きやすく、顎関節症状を引き起こしやすい
睡眠中は寝返りをすることで血液やリンパの流れを良くし、
体重によって圧迫された部分の痛みを和らげる、体温を調節する、
などの役割があります。そのため寝返りが楽にできることは重要です。
筒井式 横向き寝をしてもいい枕
どうしても横向き寝しか出来ない方、低反発枕を使い
横向き寝で頬が押されている方におすすめの枕です。
詳しくは当医院にお尋ね下さい。