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ライフステージを見据えたインプラントを

2016/05/30



 

しっかり噛めることは健康長寿のカギです

 最近、お口の状況と全身の健康との関連がさまざまに調べられ、いろんなことがわかってきました。

お口の中を清潔に保つことで、むし歯や歯周病などの歯科疾患の予防だけでなく、肺炎の予防にもつながり、健康長寿に貢献すること。

糖尿病の予防にもなること。

 

しっかり食べることができる高齢者は、最近よく耳にするフレイル(要介護状態の前段階)に陥ることが予防できること。

しっかり食べることで、栄養が取れることや、食べる楽しみがあり、活動的になることが大いに関係していると思われます。

 

そのために、歯科では8020運動(80歳になっても20本自分の歯を!)を推進してきました。

その成果もあり、高齢になっても多くの歯を持っている人が増えました。

 

一方で、訪問診療の依頼を受け、伺ってみると、歯がたくさん残っておられるのですが、むし歯や歯周病が進行し、清掃するのさえ難しいお口の状態になっておられ、誤嚥性肺炎で入退院を繰り返しておられる方がおられます。

おそらく、痛みなどの症状がないために歯科とは無縁でこられたのでしょう。

しかし、むし歯であちこちに穴が開いていると、そこに食べ物がはまりこんでしまい、歯ブラシではなかなかきれいにできません。その汚れに細菌が繁殖し、ますます体調を悪くしてしまいます。

 

お元気な時にこそ歯科治療を

 そこで何も症状がないからこそ、歯科を受診していただき、健康を維持できるお口の環境を作ってください。

将来を見据えて、お手入れのしやすい状態を作っておくことが大事です。

最近のデータでは、80歳で歯が20本以下の方でも、義歯を使ってしっかり噛めていれば認知症のリスクは20本以上歯がある人と遜色ないとのことです。

20本以下の歯数で、義歯を使っていない人は、20本以上歯がある人より、1.85倍認知症になりやすいそうです。

ご両親やおじい様、おばあ様にぜひ受診をおすすめください。

歯科治療が『転ばぬ先の杖』となります。

 

義歯がなかなか合わない方へ

 歯ぐきの土手の形や大きさには個人差があり、中にはなかなか義歯が安定せず、動いて痛いという方もおられます。そんな時に一つの方法として、インプラントを使った義歯があります。

 

 

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無題-1ご興味の ある方はおたずねください。

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