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血圧のお薬は飲まれていませんか?

2016/06/05



 

歯医者さんで「血圧のお薬飲まれていませんか?」 「血圧はどのくらいですか?」

と聞かれたことはありませんか?

なぜなら、歯科治療と血圧(高血圧)は関係あるからです。

1高血圧とは?

血圧とは心臓が血液を全身に送り届ける時に血圧にかかる圧力のことで、
心臓が収縮して圧力が強くなっている時の圧力を 最高血圧といい、
拡張して圧力が弱まっている時の血圧のことを最低血圧といいます。
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2.歯科治療においての注意点

1 )麻酔、抜歯、服薬など

高血圧症の方が歯科治療を受ける場合に問題になるのが 麻酔抜歯です。

● 麻酔薬の中には血管収縮剤という成分が含まれており、

これにより血圧が上昇します。

● 抜歯の後、出血がなかなか止まらない可能性もあります。

● 高血圧の薬(カルシウム拮抗薬)の副作用のひとつに「歯肉増殖」があります。

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   歯肉がモコモコと腫れてしまう症状で発現率は10%~20%です。

   高血圧の薬もいくつかありますが、そのなかの「カルシウム拮抗薬」

 

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ニフェジピン(アダラート)、ベラパミル(ワソラン) ジルチアゼム(ヘルベッサー)、

ニカルジピンなどが挙げられます。

★カルシウム拮抗剤だけで歯肉増殖を起こしているわけではなく、

プラークコントロール不足により、

プラーク(歯の汚れ)が誘引になったり「増殖した歯肉」のポケットが

「プラークの住処」になってしまい歯周病を進行させます。

2 )口腔ケアについて

軽度~中程度であれば、歯科衛生士による歯石とポケット内のクリーニング、

適切な歯ブラシの当て方の指導 、内科医に服用薬変更の相談で

症状を抑える事ができます。

ここで予防ができれば患者様の負担は軽いと思います。

しっかりとしたブラッシングを行い、プラークを除去することで

お口のトラブルを防ぐことは可能です。

高血圧のお薬の副作用などによる口腔乾燥もあります。
頻繁にうがいをするなど、保湿をして乾燥を防ぎましょう。

3 まとめ

高血圧は、減塩の食事や適度な運動など生活習慣の改善に取り組み、

必要ならば降圧剤の服用によりコントロールが可能な病気です。

降圧剤による歯肉の状態は軽度の場合、ご自身では発見しにくいと思います。

定期的検診で、歯肉の確認やプラークコントロールの確認を行っていきましょう。

その際、「降圧剤を服用している事」を伝えて頂きお気軽にご相談下さい。

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