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舌って何?
2016/09/16
舌とはどんな働きがあると思いますか?
舌の役割には、「味覚、嚥下、発音」という3つの大切な働きがあります。
1.味覚(味を感じる)
舌の表面には味を感じるセンサー「味蕾」があります。
味蕾は舌だけでなく、上あごや頬の内側にも分布していて、
その大部分は舌が占めているので、主に舌で味を感じることができるのです。
●舌の先・甘味 塩味
●舌の奥・苦味
●舌の縁・酸味
2.嚥下(飲み込む)
食べた物が喉から食道・胃へ送り込まるれ飲み込むことを嚥下といいます。
そのなかで舌は口の中にある食べ物を上手に食道に送り込む、
重要な働きをしています。
また、効率的に奥歯で噛むために、歯と歯の間に食べ物を運んだり、
食べ物と唾液を混ぜ合わせたりするのも舌の役割です。
舌の機能が低下すると、食べ物を上手に食べられなくなってきます。
※詳しくは、「小児、高齢者の嚥下」のブログをご参照下さい。
3.発音
舌には言葉を発音するための大事な役割があります。
言葉が口から出てくるのは、声帯から発せられる振動した空気を、
口腔内で共鳴させて音にさせてます。
その音の振動を舌、口腔、唇によって変化させ声が出ます。
舌が上手に動かないと、言葉がうまく出せないようになってしまいます。
この3つの代表的な舌の働きを見ても、
どれも私たちが生きる上で大切な役割を果たしていることがわかります。
まとめ
舌には、口と生活に関わる大きな役割を果たしています。
舌の変化は生活に直接影響をおよぼすことが多くありますので、
「味が変に感じる」「うまく飲み込めない」「発音が上手にできない」
といった症状が出たり、舌に何らかの異常が発生した場合には、
ぜひご相談下さい。