歯の豆知識コラム一覧へ

子供の癖

2019/12/01



お子さんにこんな癖ってありませんか?
・指しゃぶり
・口呼吸
・唇を噛む
・ほおづえ
・歯ぎしり

乳歯が抜けて永久歯がはえてきているお子さん、ちょっとチェックしてみて下さい。

 

『指しゃぶり』
指しゃぶりは1〜2歳位までは気にされなくていいと言われています。
ただ、3歳ごろからは顎の骨や永久歯に影響してくるので注意が必要です。

ですが、なかなか止めさせるって難しいですよね・・・。
実は私の娘も1歳から始まった指しゃぶりが止めさせれず悩みました。
職業柄、必死で止めさせたくて、見かけるたび注意してました。
ですが、うちの場合は結果これがよくなかったと今になって思います。
知恵がついてきて、今度は隠れて指しゃぶりをするようになりました。
なので、夜は絵本をよんだり、『やめなさい』と注意するばかりではなく、きれいな大人の歯が曲がっちゃったら嫌じゃない?とか、どうしてしたくなるか教えてーと話を聞いている内にだいぶしなくなりました。焦りもしますが、根気よく見守りながら、減ってきたら褒めてあげることも大切かなと感じました。

『口呼吸』84422CD1-7B6A-43DE-8956-1F9FF6068ECF
口呼吸をしているかの見分け方は、テレビを見ている時など、ポカンとお口を開けていたり、歯に汚れがついてないのに歯茎が腫れてたりすると口呼吸の疑いがあります。
もしくは、アレルギーなどによって慢性的な鼻づまりで鼻呼吸ができなかったり。
口呼吸だと、舌が正常な位置に無いので、顎の発育に影響します。
また、乾燥するため、虫歯や歯肉炎、風邪にもなりやすくなります。
口呼吸が習慣化してしまう前に意識的に鼻呼吸をして予防していきましょう。

 

『唇を噛む【口唇癖】』
唇を噛む癖があると出っ歯になりやすいです。
ただ、癖になってしまった原因もあると思うので、焦らず、本人も癖を自覚して直していくように自覚することが大切だと思います。

 

『頬杖』
下顎に頭の重みがのしかかるので、わずかな力ですが毎日伝わり続けると、顎の変形や、顔のずれ、歯列不正をまねく怖い癖です。
自分で気づいた時にやめるだけでも違いますし、お子さんが無意識に癖になっている場合は声をかけてあげたり、気分転換に、運動したり、一緒に好きなことをしたりと、これから成長していくお子さんのためにも、なるだけ改善していきましょう。

他にも様々な癖があると思いますが、癖によって、身体に影響がでることもたくさんあります。
歯科医院では、舌のトレーニングや、矯正治療もありますが、癖自体が治らないと治療も厳しいこともあります。また、癖をやめるだけでも改善することもたくさんあります。
子供の将来の健康のためにも、焦らず根気よく見守っていきましょう!

トップページに戻る