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むし歯から体の病気が見つかる事もあるんです。
2015/09/25
体の病気と虫歯の関係
虫歯や歯周病の菌が体の病気と関係があるのは知っていますか?
今回はその中でもむし歯と体の病気の関係についてご紹介したいと思います。
虫歯と一番関係の深い全身の病気として糖尿病があげられます。
糖尿病になると様々な合併症を発症して体中に影響が出る可能性のあると言われていますが、
歯や歯肉も例外では有りません。
糖尿病に罹患している方は、高い確率で歯周病や虫歯になり易いと言われています。
歯科医療の中では歯周病や虫歯が糖尿病と関係していると言うのは今や常識で、
場合によっては歯周病で
歯科医院にかかっていて糖尿病が発覚
することさえあります。
☆では、なぜ糖尿病だと虫歯になりやすいのでしょう?
口腔内は唾液によって殺菌され通常であれば虫歯菌にも有効に働きます。
ところが糖尿病の合併症の1つに口腔乾燥症と言うものがあり、
唾液が減って口腔内が乾燥してきます。
乾燥する事で口腔内が酸性に変化し虫歯菌が増殖することになります。
また免疫力が低下しているため、
虫歯菌への感染が加速し虫歯が増えてしまうことになります。
したがってこれらの糖尿病がもともとの引き金を引いたことで発症した虫歯は、
通常の治療のほかに糖尿病自体の治療で血糖値を下げなければ、
むし歯菌に感染しやすく、再発しやすくなります。
血糖値のコントロールとプラークコントロールが出来れば、
両方の症状が相乗的に良くなることも考えられますので、
糖尿病が発覚された方は歯の治療と並行して専門の医療機関で治療をしていただければ・・・と思います。
糖尿病にしろ、歯周病・虫歯にしろ
「早期発見・早期治療」
を心掛けたいものですが、早期に発見するためには、
糖尿病もむし歯も定期検診が重要です。
たかが、むし歯と思われる事もあるかと思いますが
全身の病気に関わる事もあるのです。。