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高齢者の口の中について知っておきたいこと
2015/10/26
高齢者の口のなかの特徴
高齢になると、口の中の状態もさまざまに変化してきます。
歯と歯の間にすきまができ食渣が、詰まりやすくなります。歯間ブラシを使わなければ、汚れが取れなくなります。
歯肉が退縮し、歯の根が露出する。その為、歯の根元がむし歯になりやすくなります。
そんな場合はフッ化物の入っている歯磨剤を利用してみましょう。
歯と歯肉の境目がくさび形にすり減る(くさび状欠損)。
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硬い歯ブラシで強い力でゴシゴシしてはダメですよ。
柔らかい歯ブラシで軽い力で小刻みにみがきます。
上の歯と下の歯が接触する「かみあわせの部分」がすり減る(咬耗)
唾液の分泌量が減少する。(口腔乾燥症)特にお薬を飲んでいる人は要注意
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健口体操をしたり、保湿剤を利用するといいですよ。
舌や口の中の粘膜に炎症や異常がおこりやすい。(舌痛症や口内炎や味覚障害等)
嚥下機能の低下により、口の中の細菌が気管に入って肺炎を起こすことがあります。
誤嚥性肺炎といい高齢者の死亡原因になります。
義歯の磨き方(入れ歯を入れている人)
入れ歯をはずします
ブクブクうがいをします 入れ歯でおおわれていた粘膜面のよごれを減らします。
残っている歯をみがく 部分入れ歯のバネがかかる歯は、よごれがつきやすいので、
特にていねいにみがきます。
入れ歯を清掃する
流水で軽く食べかすを落とします。(流水で洗う場合は、落とした時 に こわれないように、水をはった洗面器を下においておきましょう)
入れ歯専用歯ブラシや歯ブラシを使い、粘膜にあたっている部分、人工歯の つけ根の部分をきれいにみがきます。部分入れ歯は、バネの部分を小さな歯ブラシや 歯間ブラシを使ってきれいにします。
☆ 入れ歯洗浄剤は、一日一回使用をおすすめします。ただし、歯科医院で粘膜調整をして、裏に白いものを している場合は、使用しないようにしてください。
要介護者の歯磨き方
うがいができない人
スポンジブラシを水に浸して、誤嚥を防ぐためにしっかりしぼってから使います
片方の人さし指で頬と歯肉のあいだをひろげます。この時、口を軽く開けてもらい、指の第二関節くらいまで口の中に入れるのがコツです。
スポンジブラシを奥から前に汚れをからませるのように回転させながら汚れをぬぐい取ります。よごれたスポンジブラシは水で十分洗いながら、口の中がきれいになるまで何回か繰り返しましょう。特に歯ぐきと頬のあいだや舌の下はよごれが残りやすいので注意します。